第一一話  着任!新司令官!

ナレーション『シャア大佐の部隊が連邦軍のMS部隊撃破したのと同じ頃、キャリフォルニアベースに着陸したザンジバル級機動巡洋艦から一人の女性士官が降り立った。彼女の名はエルフリーデ=ミューレイ少将。彼女の使命は数日前、不慮の事件で壊滅状態となり、その責を問われて更迭されたガルシア=ペロン少将に代わり、ジャブロー攻略軍の戦力の立て直しとジャブロー攻略作戦の継続と言う困難なものであった。』


ミューレイ「彼等の足取りはつかめましたか?」
士官「は・・混乱に乗じてチャーター機で西部方面に飛び去ったのは分かっているのですが、それから先の足取りがようとしてつかめません。」
ミューレイ「引き続き捜索を続けなさい。必要とあらば他方面軍の協力も要請するのです!」
士官「ハッ!」


ミューレイ「ところで、先発部隊には連絡は行っていますか?」
士官「既に連絡しました。後は迎えのガウを寄越すだけです。」
ミューレイ「待ちなさい。シャア大佐の回収には私がザンジバルで向かいます。」
士官「え!?しかし閣下は今着任されたばかりですよ!?」
ミューレイ「シャア大佐には色々と手伝ってもらう事があります。そのことで話したい事もあるので私が直接出向くほうが好都合でしょう。」
士官「はあ・・・(なんか強引な理屈だなあ・・・)」


ミューレイ (ああ・・・遂に憧れのシャア大佐にお会いする事ができる・・・このためにこの無茶な作戦に志願したんだから。今まで写真やビデオでしか見ることのできなかったあの華麗な赤い軍服姿をもうすぐ直に見ることができるんだわ・・・ああ・・・シャア大佐・・・あなたにお会いできてお話ができるなら例えこの作戦が大失敗に終わってもかまいません・・・)
同時刻・先遣隊の潜んでいる地点
シャア「しかし今更撤退とはどういうことだ?ガルシアの奴何かしでかしたんじゃないんだろうな?」
アカハナ「どうなんでしょうね?奴は大佐のことかなり疎ましく思ってたようでしたから。もしかしてイヤガラセじゃないんですか?」
シャア「かもしれんな。なにせロボコン送りつけて来るくらいだからな。帰ったら一発ぶん殴ってやる!」
アカハナ「そりゃヤバイですよ。一応少将閣下なんだし。」


TOPへ  第一二話へ