第一八話  歌姫の暴走!!

シャア「ミューレイ閣下、全員集合いたしました。」
ミューレイ「ご苦労。では、新たな任務の説明に入る前に何故一度撤退命令を出したかの説明をしなければいけませんね。」


シャア「そういえばここに来るまでにやたらと負傷兵の姿を見かけましたがそれと何か関係があるのですか?」
ミューレイ「その通りです。ラクス・クラインは知っていますね?」
シャア「は、プラントの歌姫で確かガルマ閣下の国葬の際にも慰霊コンサートを本国で開催したとか。」
ミューレイ「そうです。そのラクス・クラインがガルシアの招待を受けてこのキャリフォルニアベースで慰問コンサートを催したのです。」


ミューレイ「慰問コンサートは順調に進み、成功裏に終わるかと思われていたのですが・・・」
話はシャア大佐が先遣隊として出発した翌日に遡る・・・
ラクス「ジオン軍のみなさ〜ん。今日はお忙しい中大勢お越しいただきましてありがとうございま〜す♪」

ジオン兵達「イエ〜〜イ!」


ラクス「もうこうなったら、ラクス、脱ぎま〜す!
ジオン兵達「イエェェェェエエエエエエエ!!」
ラクス「まずはスカート〜!え〜い♪」
ジオン兵達「うおおおおおおおおおおおお!!」



ミューレイ「アリーナの最前列にいたガルシアはラクスのスカートを手に入れようと押し寄せた兵士達に踏み潰されて死亡。スカートの奪い合いは基地全体に波及して機材の被害は軽微だったものの、作戦に参加予定だった人員の8割が負傷して作戦の実行が不可能になってしまったのです。あ、ガルシアは表向き更迭されたことになってるからそのつもりで。ジオン軍の名誉にかかわりますから。」
シャア「・・・・アフォですな・・・・」


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