大砲に砲弾を装填しているのはガンダムに匹敵する強さを持つと評判のゲルググ。
「ふふふふふ・・・ガンダムの野郎を徴発しておびき寄せてこの大砲で吹っ飛ばしてやるぜ!」
どうやらガンダムをこの大砲の前におびき寄せて一気にけりをつけようという腹のようです。


そんなゲルググの恐ろしい企みなど露知らず今日も肩を怒らせてフロンティアコロニーの平和を守るべくノッシノッシとのし歩く我等が機動戦士ガンダム。

そこへいきなりガンダムの前に立ちふさがるゲルググ。
「やーいやーい、ガンダムのバーカバーカ!お前の父ちゃんパッパラパー!」
ガンダムをわざと怒らせて大砲の前におびき寄せようと徴発するゲルググです。
「ななな、なんだとーっ!?テメエぶっ殺してやる!」
ココまで言われてはガンダムも黙っていられません。背中のビームサーベルに手をかけます。

「待ちやがれこのブタ鼻ヤローッ!」
「や〜いここまでおいで〜!」
まんまと挑発に乗ってしまったガンダム。怒りに我を忘れてゲルググを追いかけます。

さあ、大砲の隠し場所にやってまいりました。いよいよガンダム最期の時か・・・と思いきや・・・
「な・・・無いっ!?」
おおっと、どうしたことでしょう?そこにあるはずの大砲がありません。その代わりに一通の手紙らしき紙が残されております。

「何だ何だ?どうなってるんだよオイ!」
慌てて張り紙を見るゲルググであります。
『○時○分 ここに放置してあった車両は道交法違反によりレッカー移動いたしました。所有者は指定の場所に云々・・・』
なんということでしょう!彼の切り札の大砲は道交法違反でレッカー移動されてしまったのです!
 
「てめぇーっ!ミンチにしてやるーっ!」
そこへ怒りに我を忘れたガンダムが迫って参ります。
「げっ、やばっ!」
ガンダムと互角と言われたゲルググですが思わぬ誤算にすっかり気持ちが動揺しております!

ズバッ!ドバッ!バシュッ!ザシュッ!
「ダァーッ!」
ガンダム、ゲルググをバラバラに切り刻んで勝利の雄叫びであります。

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続く