源平討魔伝 ナムコのアーケードゲームの傑作のプロモーションビデオ |
この作品、1986年に登場以来、大人気を博したアーケードゲーム・源平討魔伝のプロモーションビデオとして製作されたものなので、ゲームではなく、こちらで紹介することにします。 ゲームのストーリーは源氏が平家を討伐する・・・・ではなく、魔界の力を借りて平家を滅ぼし、日本を魔界化した源氏に復讐するために平家の勇者、平景清が復活して魔物退治をしながら日本各地を渡り歩き、3種の神器をそろえて鎌倉を目指すというものです。 ちなみに平景清は実在した武将で、墓もちゃんとあるそうです。 で、ビデオの内容ですが、約30分あり、始めがゲームのリプレイ、次が実写によるプロモーション、最後にアニメとゲームの画面を交えたデモとなっています。 大河ドラマではカッコイイ主役として活躍(2005年5月現在)している源義経と弁慶ですが、ここでは単なる中ボスです。 |
ゲームリプレイ編 冒頭、無念にも討死した平景清の屍から再び甦る景清。 謎のババアから「入道相国の加護のあらんことを」と励まされます。ちなみに入道相国とは平清盛のことです。 まずはあの世から脱出しなければいけません。地獄で縁起の悪そうな四字熟語を出しながら襲いかかる骸骨を倒し、この世に現れる景清。 この世では九州から鎌倉までひたすら東に進むのですが、最初に義経と戦う事になります。ちなみにこの義経、前半では「ホゥー!ホゥー!」と奇声を発しながら手裏剣を投げつけてくるタイプと、「ホホホホホ・・・」と気色悪い笑い声をあげながら斬りかかって来たり大回転斬りを浴びせてくる2タイプがあります。 義経を突破して二つか三つ目の国で弁慶と戦う事になります。弁慶は「ばかめ」と字幕を出しながら鉄球を投げつけてくるタイプとでっかい棍棒を突き出してくるタイプの2種類があります。コイツはうまく急所に攻撃を当てると一気に体力を削る事ができ、最後に「これで勝ったと思うなよ〜」と負け惜しみを言いながら地面に沈没します。 更に先の国に進んでいくと琵琶法師に襲われます。この琵琶法師は景清と一定の距離を保ちながら鳥獣戯画に出てくるウサギやカエルの幻をけしかけてきます。これを斬ると毒キノコになるので、取ったら体力が減ります。追いかけても距離をつめる事ができず、殺す事もできないのでウサギとカエルをある程度倒したら「さらばじゃ」と言って去っていきます。 こうして景清の前に立ちはだかる奇人変人軍団を倒し、遂に京都にやって来た景清。ここまででやっと半分です。そこから先もルートは3通りほどありますが、とにかく東に向かって進みます。時々山の向こうからデッカイ頼朝がしゃもじで殴ってきたりして鬱陶しいです。 ラスボスの源頼朝を確実に倒すには3種の神器が必要なのですが、このゲームでの効能は・・・ 八咫の鏡・・・落雷による攻撃を無効化できる。 八尺瓊勾玉・・・毒キノコを取ってもダメージを受けなくなる。 草薙の剣・・・硬い物を斬っても剣の攻撃力が落ちなくなる。 余談ですが史実では草薙の剣は壇ノ浦の合戦の時に失われてしまい、後に新しく造られた物だとか。 とにかく遂に鎌倉に到達し、頼朝と対峙する景清。頼朝はイメージイラストでは鎧姿ですが、ゲームでは歴史の教科書でよく見かける衣冠束帯姿です。頼朝は人間モード、妖怪モード、岩石モードの三段階に変化しますが、三種の神器をそろえていれば瞬殺できます。 こうして「我が魂は不滅じゃ!」と捨て台詞を残して地面に沈没した頼朝を見届けると、景清も満足したのか、死んでしまい、感動のエンディングです。 実写編 高倉健がフンドシ一丁で泳いでいそうな荒れ狂う海に佇む景清。颯爽と走り出した瞬間、タイトルロゴが現れます。 大地が裂け、雷が地面を打ち、龍が曇天模様の空を駆け巡る中、ひたすら走る景清 地面を突き破り、町を蹂躙する大蛇。とにかく走る景清。 神社の屋根を突き破り、唸り声を上げながら現れる大魔神。スタコラ走る景清。 やったるでぇ〜! どごーん! やんのかこらぁ〜 ニゲローすたたたた・・・ 「天下は我等魔界源氏の物。滅び去った虫ケラが何を血迷うておるのじゃ?」と嘲笑う頼朝。 菩薩像から力を授かる景清。 鉞を振り回して立ちはだかる弁慶。颯爽と斬りかかる景清。 進撃する魔物軍団。炎上する都。吹っ飛ぶ菩薩像。決めポーズで締める景清。 アニメ編 ゲームに登場するキャラクターの紹介という所です。 怨霊剣士として黄泉返る景清。 雑魚魔物の皆さん 悪魔の毒々琵琶法師 このゲームで有名になった「要石(かなめいし)」 竜神と鬼姫。顔が恐すぎ。 弁慶のどアップ 義経3変化 大河ドラマのイメージぶち壊し。オホホホホホホ! 魔物を蹴散らしてひたすら走る景清。 恨み晴らさでおくべきかー! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ スミマセン。オチ無いです。 |
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