凱旋帰国〜ギアガの大穴 |
魔王バラモスを倒し、世界に平和をもたらして凱旋帰国を果たした勇者一行。 アリアハンの城下町で市民達から惜しみない賛辞を受け、人生最良の時を満喫します。 故郷に錦を飾って帰ってきた勇者まさかつは謁見の間に向かいながら今後の輝かしい人生に思いをはせます。 (* ̄∇ ̄*)。0○(ああ、やっぱり一生恩給が出るんだろうなあ。街の真ん中に僕の銅像が建って、世界各地で講演に引っ張りだこになってロマリアの王様に王位を譲ってもらったり、イシスの女王様といい仲になったり、コマーシャルに出演したり、アリアハンの郊外に豪邸を建てて毎日ドンチャン騒ぎして、ピチピチギャルを沢山妾に囲ったりして・・・ああ、つらい戦いの連続だったけど、とうとうそれが報われる日がやってきたんだなあ・・・シミジミ) 世界各地で繰り返してきた無数の悪事やバラモスとの決戦の途中で死んでしまった事を棚に上げて身勝手な妄想にどっぷり浸かって王様がベタ褒めしているのも耳に入らないまさかつ・・・目尻は垂れ下がり、だらしなく半開きになった口からは涎すらたらしています。 王様が「宴会じゃ〜〜」と言って兵士たちがファンファーレを鳴らし始めてやっと我に返ります。 ・・・と、その時、いきなり落雷が起こり、兵士達が全滅します。 ![]() 「わはははははっ 喜びのひと時に少し驚かせたようだな。」 (;゚д゚;)誰!? 「我が名はゾーマ。闇の世界を支配する者。」 (;゚д゚;)はあ!? 「このわしがいる限り、やがてこの世界も闇に閉ざされるであろう。」 (;゚д゚;)そんなことされたら凄く困るんだけど・・・ 「さあ、苦しみ、悩むがよい」 (;´д`;)え〜やだよ〜〜 「そなたらの苦しみはわしの喜び」 (;´д`;)いや僕はこれから楽しい人生が始まるんだから・・・・・・ 「命ある者全てを我が生贄とし、絶望で世界を覆いつくしてやろう」 (#゚д゚#)ゴルア!いらんことするな。 「我が名はゾーマ。全てを滅ぼす者。」 (; ̄∇ ̄;)そんな事されたら夢の恩給生活が・・・ 「そなたらが我が生贄となる日を楽しみにしているぞ。」 (; ̄∇ ̄;)いやこちらにも都合というものが・・・ 「わはははははっ・・・・!」 \(`Д´) /人の話を聞けー! なんということでしょうか!てっきり終わりかと思いきや、まだ続きがあったのです! 王様はすっかり意気消沈して見る影もありません。これからは大臣が代理でセーブを受け付けてくれます。とても「月々の恩給はいくら?」とか「街に僕の銅像を建てて」なんて話を切り出せるような雰囲気ではありません。 あまつさえ、「まさかつ・・・そなたならゾーマを・・・いや、なんでもない。」と言ってさりげなくゾーマを倒してこいと促しています。 どうやらゾーマを倒さないとまさかつのバラ色の未来は実現しそうにありません。 心の中で「エーッ!?」って叫びながら勇者一行はギアガの大穴に向かいます。 初めて来た時は壁に囲まれて入る事のできなかった穴でしたが、今は壁が崩れて穴が更に大きくなり、二人いた見張りの兵士の一人が落ちてしまったとのこと。 何があったか聞いてみると、「何か巨大なものが通り過ぎていったようだった」ということでした。 巨大なものの正体が気になりますが、とりあえず後を追って穴に飛び込んだ勇者一行。 果たしてどのような世界が待ち受けているのでしょうか? |
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