(多分)感動の大団円
城の崩壊と共に勇者一行が放り出された場所。それは勇者の盾をゲットしたあの全フロア呪文禁止ゾーンだった洞窟です。
勿論ここではリレミトは使えないので一旦外に出る事にします。

出口に向かう間にも勇者まさかつは今後のサクセスライフの設計に余念がありません。
(* ̄∇ ̄*)。0○(まずはラダドームでゾーマをやっつけた事を報告したら早速アリアハンに戻って父ちゃんのピラミッドを建てなきゃ。それでナジミの塔を取り壊して跡地に僕の豪邸を建てて世界各地に僕の銅像を建てて・・・まあ、色々とやりたい事はありすぎて悩んじゃうけど二つの世界を救った英雄としてはやっぱりアリアハンとラダドームの王様から恩給を貰うくらいは当然かな?」
勇者の脳内ワールド
ゾーマを倒してすっかり気が大きくなった勇者まさかつの身勝手な妄想も更に巨大化の一途をたどる中、遂に出口に到達します。

そして外に出た途端・・・・上空の方で何かが閉じる音がして、アレフガルドに朝が訪れます。

人々の喜ぶ声を聞こうと、アレフガルド各地の町を訪問する勇者一行・・・
しかし、そこで彼等は
衝撃の事実を聞かされます。

マイラの占いババア
「ゾーマが滅び、別の世界に通じていた空間は閉じられたようじゃな。そしてここアレフガルドは光あふれる世界として歩み始めるじゃろう。そなたはもう戻れまい。この世界に骨をうずめなされい。」
(;゚口゚;)エーーーーッ!?
あまりの事実
に愕然とする勇者一行。

ちなみに同じように上の世界から来た人々は・・・・

刀鍛冶の妻
「ああ、朝がこんなにも美しかったなんてすっかり忘れてましたわ。私の国、ジパングもそれはそれは美しい日の出を見られましたのよ。」
刀鍛冶「もう故郷のことは思うまいっ!ここがわしの世界でござる!」
レナ「私はアッサラームで売れっ子だった踊り子のレナよ。だけどそれはもう昔の話。これからはこの世界で楽しくやっていくわ。」
カンダタ「どひゃー!あの大魔王を倒してきたんですかい?どおりで俺が何回戦っても負けたわけだっ。ええ、もう悪い事はしませんよ。これからはマジメにやっていくつもりです。」
・・・とみんな
それぞれに前向きです。

ショックが覚めやらぬまま、
町の人々にもみくちゃにされつつ、王の前にやってきた勇者一行。
ラルス王はそんな
勇者一行の心中などお構いなしに「まさかつに勇者ロトの称号を授ける!」と大喜び。

アリアハンに帰れないでは勇者まさかつの
銅像も建てられません。父ちゃんのピラミッドも造れません。勿論恩給ももらえません。それどころか決戦の前に銀行に預けたお金も引き出せません
勇者まさかつの今後の
サクセスライフな人生設計は台無しです。

世界を救った大英雄は
見知らぬ世界で裸一貫で再出発です。
そして祝いの宴が終わる頃、勇者一行の姿は消えていました。
(何故か)勇者まさかつの残していった武器・防具はロトの剣、ロトの鎧として、そして聖なる守りはロトの印として伝えられていったとか・・・・

何がともあれ・・・・
そして伝説が始まります。
そういうことだったのね
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