装鬼兵M・D・ガイスト デスフォース

冒頭、生存者の掃討を行っていたデスフォースに攻撃を仕掛けるガイスト。
装甲車のフロントにそこら辺で捕まえてきたオッサンをくくり付け、彼を囮にデスフォースを翻弄し、これを撃破します。哀れオッサンはデスフォースに装甲車ごと体当たりさせられて死亡・・・と思いきや、しっかり生きていました。「ありがとう。君の正規軍への貢献に感謝する。」と言い残して去っていくガイスト。
おーたーすーけー!
「ば、ば、バッキャロー!何が正規軍だ、このイカレ野郎!そんなもんとっくの昔に全滅しちまってるじゃねえか!あんな化物作って敵も味方も皆殺しにしやがって!一体いつまで戦ったら気がすむんだよ!?もう何もかも終わっちまってるんだぞぉー!」

そう、前作でガイストが起動させたデスフォースが我が物顔で惑星ジュラの住民を無差別に殺しまくっていたのです。ガイストが無口で無愛想なので周囲の人の会話から状況を判断するしかありません。

人々は廃墟を転々としながら役に立ちそうな物資を物色しながら渡り歩く難民となっていました。その中には記憶を失ったパイアの姿も・・・。雷雨の中、とある廃工場を物色している最中に早速デスフォースに襲われるパイア達。どうやらデスフォースは落雷を恐れて雨宿りしていたようです。
メシア降臨
パイア大ピーンチ!のその時、飛行ユニット装備の白いファイテックスを装備した一人の男=クラウザーがデスフォースを駆逐します。
超巨大陸上戦艦
パイア達生存者を要塞島に迎え入れ、民衆の歓呼に答えるクラウザー。それを皮肉そうに見守る科学者風の男。パイアはクラウザーと握手しようとしたその時、彼の首にガイストと同じMSDの認識票がかかっているのを発見し、なくした記憶の一部が甦り、パニックに陥ります。
ちなみにこのクラウザー、声がマ・クベです。
お主しっておるか?あやつガミラス星人なのじゃよ
所変わって要塞島の作戦室ではデスフォースの生態について説明されています。現在はジュラ星全土に約900機分布していて、自己生産能力によって最大9099機まで増殖可能とか。彼等は人間の心拍数を特殊な信号に変換して読み取っており、それを元正規軍の科学者・Dr.ブレストンが解明して、それをカモフラージュするためのESIユニットを開発し、要塞島は勿論、クラウザーとその親衛隊のファイテックスに装備したため、彼等はデスフォースの目を誤魔化せるのだとか。
これさえあれば安心だね!
その作戦会議の最中、当のクラウザーは何やらDr.ブレストンによって検査の真っ最中。彼の言によればクラウザーもまた、ガイストと同様、MDSなのだとか。それでも「難民達にとって俺はだ!」とのたまうクラウザー。
会話の内容から察するに、ブレストンはクラウザー以外でまともな精神を持ったMDSを作れなかった事が原因で正規軍内で失脚したようです。
しかも、クラウザーは正規軍の軍幹部を全員始末して要塞島の神の座を手に入れたとか。が、彼もブレストンの助け無しでは肉体の維持が難しいようです。
ただいま脱皮中
さて、そのブレストンは手足を外してしまい込んであったイグルなるESIユニットのテストサイボーグを呼び出し、ガイストの捕獲を命じます。
手足脱着自由な人
で、イグルがガイストを発見する過程や、ガイストが親衛隊の一人からESIユニットを強奪した過程は時間の都合でカット。早速戦闘に入るガイストとイグル。ガイストはデスフォースを倒した直後で疲れていたらしく、両足を失いながらも辛うじて勝利するイグル。

しかし、ブレストンが前作のブレインパレスにいた怪しい彫像ロボットを通してガイストのデータを採っていた事が露見してしまい、イグルもガイストと共に親衛隊に捕らわれてしまいます。

ガイストはブレストンの研究室に運び込まれ再調整を受ける事になります。当然再調整はクラウザーには内緒です。
ブレストンの言によればバイオクローン細胞は機械的なサポート無しには新陳代謝ができないらしいのですが、ガイストの場合は常に極限の戦闘状態を求め続けていた結果、それを自力で行い、しかも進化を続けているとか。
が、ガイストはブレストンの手に負える男ではありませんでした。早速殺されるブレストン。
南〜無〜
外に出たガイストは警備兵を蹴散らしながら要塞島を彷徨います。余談ですがここのエレベーター、フロア表示が漢字です。
ジュラは漢字ブームと思われ
渡り廊下でガイストに立ちはだかるクラウザー。ガイストを人型のデスフォースに仕立て上げ、クラウザー自らそいつを打ち砕くと要塞島中に宣言し、戦闘に入ります。

ガイストのクラウザーのデスマッチのTV中継を見ていたパイアは遂に記憶を取り戻し、半狂乱で叫びます。
「殺せー!そいつは人間なんかじゃない!悪魔だよ!この世の全ての人間を殺すために地獄から出てきた恐ろしい死神さ!早く・・・早く殺せー!!」
ゴーゴークラウザー!
要塞島に響き渡るクラウザーコール。ボコボコにぶちのめされるガイスト。
「このケダモノめが!消え失せろー!と奈落の底に放り投げ、勝利を確信するクラウザー。

しかし、パイアは完全に錯乱してしまい、独房に放り込まれてしまいます。

気を取り直して、ネグスローム軍からジグニクス爆弾を譲り受け、ジュラに新国家樹立を目論むクラウザー。
これが噂の超爆弾
デスフォース殲滅作戦の概要は・・・
@ESIユニットを応用した擬似生命信号(1万人分)でデスフォースを廃墟に集める。
A廃墟に仕掛けたジグニクス爆弾で一気に殲滅する。これで半径4キロ以内の敵は原子分解できるはず
・・・しかし問題があります。ジグニクス爆弾は試作品1発しかなく、しかも起爆前にデスフォースがひしめく都市部のど真ん中で直接に組み立てないといけないとのこと。
さー行ってみようかー!
・・・・その頃、案の定生きていたガイストはイグルの協力を得て装備一式を手に入れ、早速作戦のぶち壊しにかかります。
そしてネグスローム軍も勿論ただでは協力しません。支援に派遣された少佐は隠し持ったリモコンを使ってデスフォースごとジグニクス爆弾でクラウザーを抹殺する心算のようです。

爆弾の設置直後、襲い掛かってくるガイスト。「さあ、続きだ!」
クラウザーを助けるために廃墟に向かう輸送機。同乗していた少佐は気が気ではありません。しかもガイストは自分の手で彼のESIユニットを壊し、動きを止めていたデスフォースを再起動させて廃墟の外に誘導します。
さーみんな俺について来い!
「くっそー!貴様一体何を考えているんだ!」とカンカンのクラウザー。
輸送機はガイストに撃墜され、少佐が行き絶える寸前に入るリモコンのスイッチ。爆発する爆弾。
かなりの数のデスフォースが破壊されましたが、それでも要塞島を潰すには十分な数が残ってしまい、たちまち要塞島で地獄絵図が繰り広げられます。激怒してガイストとの決戦に臨むクラウザー。しかもここから白黒です。

要塞島の頂上でガイストを殴り倒し、ポールを引き抜いて串刺しにしようとしたその時、逃げ延びてきた市民達が助けを求めてクラウザーにすがり付いてきます。起き上がるガイスト。上ってくるデスフォース。
「どけー!馬鹿ども〜!」
これぞ田楽刺し
夢中で突き出した槍はガイストと・・・冒頭でクラウザーに救われた少年まで貫いてしまいます。しかもガイストの爪は少年の後頭部を貫く寸前に止まっていました。
オーマイガー!
「英雄失格だな。坊や。」
「この悪魔ー!ぬあああー!地獄へ落ちろー!」
メシア死す
画面がカラーに戻り、崩壊する要塞島。共に燃え尽きる串刺しにされたクラウザー。その様子を遠くから見つめるちゃっかり脱出したイグルと彼に助けられたパイア。
いや〜ずらかって良かったよホント
そして生死定かならぬガイスト・・・・
待て続編(ウソ)
しかし、彼は頭を潰さない限り死ぬ事は無いでしょう

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