PHASE−01 「怒れる瞳」

冒頭、主人公シン・アスカの暮らすオーブに他罰主義のわがまま坊や率いる地球連合軍が侵略してきて、シンとその家族は難民船に乗り込もうと山道を必死で駆けていましたが、両親と妹はフリーダムとカラミティの撃ち合いに巻き込まれて死亡。残されたシンは妹の携帯電話を手に泣き叫び・・・・そして2年後。
C.E73.10.02オーブの元首となったカガリ偽名を名乗って護衛を勤めるアスランの乗った民間旅客船がL4プラント・アーモリー1に入港しました。
おりしもアーモリー1は明日に迫った新型艦の進水式の式典を前に大わらわ。議長のギルバート・デュランダルも式典の準備は勿論、テロ組織ブルーコスモスの暗躍にも気を回さなければならない多忙ぶり。そんな中でのカガリのお忍びでの内々且つ緊急の会見の申し込みはさぞ迷惑だったでしょう。
面倒くさいなあ、もう
で、そのカガリですが、お忍びとはいえ、いかにも普段着風の活動的な服装です。ドレスも持ってきているようですが、部類のドレス嫌いの彼女はアスランの「演出も必要だ」という忠告にも耳を貸しません。相変わらず困ったお嬢様のようです。
そして、宇宙港にはカガリ達の他にも、3凶人の姿が・・・・
ドレスは嫌いなの!
で、会見の用件ですが、どうやら地球連合軍のオーブ侵略時にプラントに流出した技術の軍事利用の停止とプラントに逃れた難民や技術者達をオーブに帰国させて欲しいとの事のようです。しかし、デュランダルとカガリでは明らかに役者が違います。直球勝負のカガリでは海千山千の上に声がシャアのデュランダルを相手には分が悪いようです。

そしてプラントに乗り込んだ3凶人・ステラ、スティング、アウルの3人。ブティックのショールームを見て浮かれて踊るステラを見て、呆れ顔のアウルに「おまえも馬鹿をやれ」勧めるスティング。どうやら彼がリーダー格のようです。
右からスティング、アウル、ステラ
・・・・何か忘れていませんか?彼はどうしてるの?「彼」って?キラ・ヤマト
じゃなくて、イザークディアッカ?それともダコスタ
シン・アスカだよ!・・・・何処にいるの?
いました!さりげなくステラのオッパイをムニュと掴んでます。予告編や雑誌を見ていなかったり、冒頭のシーンを見逃した人は彼が主人公だと気がつかないのではないか?というくらいさえない登場です。はい!ラッキースケベのシン君お疲れ様!
私はシンになりたい
コマーシャルです。アイキャッチはキラとラクスです。ねえ、シンは??

斬鉄剣でコンニャクを斬りつけるような会話の後、議長自らカガリ一行をMSがひしめくハンガーに案内します。『次週10月16日(土)の「ガンダムSEED DESTINY」は午後5時から放送します』 という字幕が大変鬱陶しいです。
そこでハンガーの中を何気に覗いたアスランが見た物。なにやらギラ・ドーガそっくりの怪しいモビルスーツが・・・・

他国を侵略せず、他国と争わず、他国に干渉せずというオーブの理念をわざとらしく褒めた後、「力無くばそれはかなわない。争いがなくならぬから力が必要なのです。」としたり顔で語るデュランダル。声がシャアなのでことさら嫌味に聞こえます。父の死を思い出さされて言葉に詰まるカガリ。やはり直情的な彼女にはデュランダル相手には分が悪いようです。アメリカ・・・もとい大西洋連邦相手に不利な外交を強いられてもいる様でウズミの死がオーブにとってどれほどの損失だったかを如実に物語っているようです。かろうじて「と呼ぶのはやめてくれ」言うのが精一杯のカガリ。

同時刻、ザフト兵の手引きで基地内に潜入した3凶人は一直線にお目当てのハンガーに向かいます。そこには玩具の売り上げを伸ばすために開発された3機の新型ガンダムの姿が・・・そして始まる大パーティ
派手に殺しまくれ!
瞬く間に奪われる3機のガンダム・カオス、ガイア、アビス。鳴り響く警報。爆発するハンガー。とにかくも兵士の案内でシェルターに向かうアスランとカガリ。が、案内の兵士は爆発に巻き込まれてあっさり死亡。逃げ惑う二人はとりあえず倒れていたギラ・ドーガザクに乗り込みます。

ザフト軍もMSを繰り出して3機を捕獲しようとしますが、次々と返り討ちにあってしまいます。元々降伏したり戦意を失って逃げる相手でないと実力を発揮できない軍隊なのでまあ仕方ないといえば仕方ないのですが、我が物顔に暴れ回る3凶人駆るガンダムに成す術もありません。しかもこの3凶人、初乗りの筈なのにもう手足のように扱ってます。
もう俺達の物だ!
その頃、応援要請を受けたザフトの新造戦艦・ミネルバからはコアスプレンダーが緊急発進。急げ早くしないと出番が無くなるとばかりに出撃します。(誰が?)

一方その頃、大地に立ったアスランのザクはこれまた初乗りとは思えない身のこなしでステラのガイアガンダムにガデム直伝(嘘)のショルダーアタックをぶちかまします。しかし、カオスガンダムが加勢に加わり、一気に形勢不利に・・・アスラン&カガリ危うし!
そこへ先ほど出撃したコアスプレンダーが援護に駆けつけます。よ〜く見たらキャノピーのすぐ下に「SHINN−ASUKA」の名前が・・・そう!パイロットは他ならぬシン・アスカ君だったのです!録画してコマ送りしないと読めません

そして彼等がポカーンと見守る中、たっぷり時間をかけて合体してソードインパルスガンダムになるアスカ。やっと登場できた喜びか、ビームソードをぶん回して決めポーズ!ここで放送時間終了です。
主役は僕なんだー!
第一話なのに僕の出番が無かったじゃないかー!また戦争をしたいのか!?あんた達はー!」

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PHASE−02 「戦いを呼ぶもの」