PHASE−02 「戦いを呼ぶもの」

放映開始早々、ろくな出番も無いまま終わってしまったシン・・・
うー
違った・・・
奪われた3機のガンダムと対峙したアスカ・・・
このぉー!
あー違う違う!
駆けつけた早々
目を覆いたくなるような凄惨な光景に直面したシン・アスカは大惨事を引き起こした張本人達と対峙します。記念すべき第一話で見るべき活躍ができなかった影薄主人公の汚名を返上すべく猛然とガイアガンダムに切り掛かるソードインパルスガンダム
「テメエらよくも目立ちやがったなー!」
互角の戦いの真っ最中に母艦ミネルバの
副艦長アーサー・トラインから「命令は捕獲だぞ!」と釘を刺されますが、ここで素直に「ハイ」と答えては主人公の面目が廃ると思ったのか、現場を知らない後方からの無茶な命令に猛然と食って掛かるシン。それでなくても相手は凄腕の3凶人操るザフト新型ガンダムです。捕獲はどう考えても無理です。

「何だってこんな簡単に敵に!?」と
視聴者の気持ちを代弁し、戦いながら文句たらたらのシンですが、「演習じゃないんだから気を引き締めなさい!」とタリア・グラディス艦長にたしなめられてしまいます。この女性、前に突き出た横髪がいかにも自己主張強そうです。最近のプラントの流行なんでしょうか?
この超緊急事態にも取り乱さずに敵の母艦が近くにいる筈だと見抜く辺りが流石です。
髪の毛で刺すぞ!
案の定、周辺を紹介しているザフト艦隊に忍び寄る怪しい艦が・・・しかも
ミラージュコロイド付です。そのブリッジでは気遣わしげに腕時計を見やる怪しい仮面男が・・・
デートの時間に間に合わないよ
『来週10月23日(土)の「ガンダムSEED DESTINY」は午後6時からお送りします』という字幕が流れる中、宇宙港のザフト艦隊が慌しく出港準備を進めています。そこに怪しい黒いMSがコソーリと忍び寄ってくるのに全然気がついていません。「グラディスに言われなくても分かっている!余計な口を出すなと言ってやれ!」と言ってる傍からこれです。
うぎゃ〜!
案の定、
声がフラガ少佐の仮面男の号令一下、姿を現した謎の戦艦に一方的に蹴散らされるナスカ級戦艦。出航しようとしたヴェサリウス級戦艦も黒いMSの待ち伏せにあって次々と座礁。あっという間に宇宙港は壊滅。ファーストのルナ2艦隊より更に悲惨です。宇宙港で指揮を執っていた髭のオッサンは「言わんこっちゃ無い」という言葉がふさわしい最期を遂げてしまいました。
うそ〜ん!
一方のシンVS3凶人のバトルも、PS装甲のご利益で致命傷は受けないものの、形勢不利に陥るシン。見かねたアスランはシンに止めを刺そうと迫るアビスガンダムに再びガデム直伝(嘘)のショルダーアタックをぶちかまし、返す刀でガイアガンダムにヒートホークを投げつける活躍ぶりを見せ、シンより目立とうと奮闘しますが、逆に
カガリに大怪我を負わせてしまい、こりゃイカンとそそくさと退却します。
カガリ死す
一方、愛機を瓦礫の下敷きにされた
レイ・ザ・バレルルナマリア・ホークはやっとの思いで愛機の発掘に成功してシンの加勢に加わり、デュランダル議長も居合わせた将校の進言に従ってやむなくミネルバに向かいます。

そんな中、
完全に頭に血が上ったステラはスティングの制止も聞かずにソードインパルスガンダムに猛攻を加え続けますがアウルの「じゃあおまえはここで死ねよ!ネオには俺が言っといてやる。さよならってなあ!」の言葉に激しく反応し、半狂乱でその場を離脱します。
この3凶人、リーダーのスティングがステラを気遣うそぶりを見せているところから
先代3凶人と比べると明確な仲間意識を持っているようです。ヤク中かどうかは知りませんが。どうも色々といわくありげのようです。

一方、コロニー外のザフト軍は指揮系統をズタズタに寸断され、辛うじて出撃できた部隊が各個撃破されるという最悪の状況に陥ってました。しかし、仮面男の戦艦は
所詮一隻。長くはもちません。3凶人が戻る時間を稼ぐため自らも出撃する仮面男。声がフラガ少佐なのでいかにも気軽そうです。この仮面男、声どころか態度や髪の毛の色合いまでフラガ少佐そっくりです。クルーゼ2号か?それともコピーフラガか?

港でまんじりとしていたミネルバには非難してきたデュランダル議長や故障して帰投してきたルナマリア、カガリを手当てするためにザクで無理やり乗り込んできたアスランと
千客万来です。

3凶人も外に出るべくコロニーの外壁に攻撃を加え始め、たまりかねたシンもミネルバに
フォースシルエットの射出を求めます。「もう機密もへったくれも無い!」とばかりに求めに応じるタリア艦長。なんとなく故バジルール少佐を思い出させます。
こうしてまたも
たっぷり時間をかけてフォースインパルスガンダムに変身したシンは猛然と3凶人に襲いかかりますが、遂に外壁に大穴をあけられ、まんまと外に逃げられてしまいます。しかもインパルスのエネルギーは危険域。たまりかねたタリア艦長はとうとうミネルバ発進を命令します。
シャキーン!
「頼む。タリア。」と
お任せ状態のデュランダル。カガリに語った「争いがなくならないから力が必要なのです」と言ったその力がこんな形で発揮されてしまったことにかなり落ち込んでいるようにも見えます。
あーあ、えらいことになっちまった・・・
・・・は!?タリアと
呼び捨てにしてましたがもしかして二人はただならない関係なの??
しかも議長は「私には権限もあれば義務もある」と言って追跡に同行すると言って聞きません。

その頃、緊急発進中の艦内でも
ひと悶着が起こっていました。勝手にザクで乗り込んできたアスランとカガリをルナマリアが兎にも角にもデュランダルの元に案内していたのですが、ここで戦闘に入るという艦内放送聞いて動揺したをカガリがうっかりと「アスラン!」と呼んでしまったために全員硬直
カガリ、うかつすぎ!
アスラン!?賞金首じゃん!
3凶人の回収に成功した謎の戦艦を追うシンとレイに襲い掛かる
メビウスゼロそっくりの機体で襲い掛かる仮面男。レイは何やら彼と因縁がありそうですが・・・
見える!
こうして
騒動の火種を満載したザフトの新造戦艦ミネルバは星の海へと漕ぎ出したのでありました・・・

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PHASE−01 「怒れる瞳」

PHASE−03 「予兆の砲火」