第2章 明けまして建国おめでとう


ベルセリアの滅亡により、混乱の時代に問答無用で突入したバルディス星系。

ベルセリアが君臨していた星系西部は広大な空白地と化しましたが、切り取り勝手と洒落込む余裕はありません。
星系東部に割拠しているヌイスハーマ、メイヨーラ、ビークノーズ、エセルフィンはオーブリクと結んでいた条約を全て破棄しましたが、かといってヤングリーフ陣営に参加するというわけではありません。どうやら両者を天秤にかけているようです。

我等が3国連合軍はレビルレント軍との苦闘を続けていましたが、奮闘の甲斐会ってヤングリーフ軍はレビルレントの従星ナーリブの占領に成功します。
そんな中、新たな声明が全星系に発せられます(32ターン目)。発信元は新生ベルセリア政府大統領、エラ・コルティエイト。肩書きに似合わぬ若さと美貌がシャトナーのテコ入れで元首になったことを如実に物語っています。
結構オレ好み
で、彼女の声明の内容は・・・・
保守的な体質を一掃するため国名を「ユールメシド(封印者の意)」に変更して旧ベルセリア領の平定に取り掛かるというもの。
それがユールメシドを通してオーブリクが旧ベルセリアの間接支配を目論んでいることは言うまでもありません。

その次のターンで旧ベルセリア南部のナタルザード地方が同地方の工業界の出資を受けたナタルザード民主戦線の手で正式にナタルザード国を建国し、元首アナベル・フォーレットがヤングリーフに独立の承認を求めてきます。将来対オーブリク戦争に引き込みたい相手なので快く認めましょう。
夜露死苦!
その間もユールメシドは独立領となった各惑星の制圧に奔走していましたが、更に旧ベルセリア北部に新たな国家が誕生したという報せが入ります。その名はクルツ共和国
どうぞご勝手に
元々旧ベルセリアとは祖先を異にする民族だったし、ユールメシドの強引な制圧作戦に対抗するために独立国として行動すると宣言します。
当面この国は放っておいていいでしょう。


その後、ユールメシドの南方に更にもう一国現れます。その名はマベランツァ盟主国。主張の主旨は我がマベランツァ宙域こそ正当なベルセリアの後継者に相応しいからオーブリクの傀儡のユールメシドの跳梁と領土を付け狙うヤングリーフに対し宣戦を布告するというもの。
焼豚にして食ってやる!
建国早々2正面作戦するなんて何考えてんだあのデブ?なんて思ってたらあちこちの国に盛んに援助して更に短期間でレビルレントと通商条約を締結するまでにこぎつけます。

この時点でレビルレントは3国同盟とナタルザードに挟撃されて領土が半減していますがまだまだ戦闘継続能力は健在です。しかしこちらが余程酷いチョンボをしない限りこちらの優位は揺らがないでしょう。
立て続けの建国ラッシュに流石に呆れ顔のダンフォースですが、国の数が増えるという事は味方を増やすチャンスという事でもあります。ユールメシドとマベランッツァは無理としてもナタルザードはかなり脈あり。クルツは展開次第と言ったところでしょう。

そうこうしている間にも根気良く外交折衝を続けていたクレアは遂にビークノーズ(*1)とエセルフィン、次いでヌイスハーマとナタルザードとの安保同盟の締結に成功します。しかし、ヤングリーフと隣接している東方の雄、メイヨーラはオーブリクと和解を成立させ、あろう事か我がヤングリーフに宣戦布告してきます。そうなると自動的にビークノーズ、エセルフィンも対メイヨーラ戦争に参加し、更にヌイスハーマがオーブリクに宣戦布告します。

こちらに関してはメイヨーラとの境界線にある従星フルゼンの防備を強化し、更に惑星防御のスキルが高い司令官に1個艦隊を任せて駐屯させておけば当面安心です。
こうしてとりあえず静かだった星系東部も戦乱に突入することになってしまい、バルディス星系全体が混沌としてきますが、そんな中でも次々と朗報が舞い込みます。

第一はヘルモーズ級宇宙空母の完成。この空母、今まで使ってきたヴァーリ級宇宙空母の2倍以上の艦載機搭載量を誇り、耐久力もケタ違いです。これで戦闘が格段に楽になる上、終盤まで活躍できる強力な艦ですfが、建造費も高いので撃沈されないようにしましょう。
めっちゃ強力
第二にレビルレントの滅亡。遂にウルカフィ艦隊がレビルレントの主星ムロズを総攻撃をかけて陥落させ、一番間近の脅威を消し去ったのです!
(*2)戦勝気分に湧くヤングリーフ国内。王宮に押し寄せる提灯行列。優勝した阪神タイガースよろしくビールをかけ合う
軍人達。レビルレント滅亡を祝して催される盛大な祝宴。
しかしまだ懸念の一つが消えたにすぎません。まだまだこれからです。

第三は旧ベルセリア西部に現れた新国家ケンヘイベンの建国。ヤングリーフ軍がマベランツァ領に侵攻を開始して従星の一つを陥落させた直後、突如クルツやユールメシドの侵攻を受けて傘下に入っていた旧ベルセリア西部の惑星群の内、6つが故ガーディ=グリステオの娘、シェラード=グリステオ率いる反オーブリク地下組織によって開放されたのです!
娘?孫じゃないの?
彼女は旧ベルセリア王室の専用回線でクレアに接触し、ヤングリーフの庇護下に入る形で安保同盟を結びたいと申し入れてきます。
(*3)「よっしゃ!オレも光の真王と呼ばれた男や。貴女と同盟しましょ!一緒に手ぇ取り合ってバルディス星系の平和のために頑張ろうやないかい!レベオン奪回の暁には王宮前広場に貴女のお父ちゃんの業績を称えて高さ100メートルの純金のお父ちゃんの像を建てましょうやないかい!」・・・と喜びのあまり怪しい関西弁ムチャクチャな大言壮語をまくし立てるクレア。シェラードの顔が心なしか蒼ざめたような気がしますがそんなことを気にするクレアではありません。

何がともあれ、領土回復戦争に臨むケンヘイベン軍に加え、順調に領土を拡大したナタルザート軍も加わり、瞬く間にユールメシドとマベランツァは領土を削られてしまいます。しかし、敵国の領土の縮小は敵戦力の集中にもなるので、しぶとく抵抗を続ける両国を壊滅させるのは至難の業です。

で、ここまでで各陣営の内訳をまとめると・・・

ヤングリーフ陣営
ヤングリーフ(7)、ウィルソード(7)、ウルカフィ(6)、ビークノーズ(7)、エセルフィン(5)、ヌイスハーマ(9)、ナタルザート(9)、ケンヘイベン(7)

オーブリク陣営
オーブリク(13)、ユールメシド(4)、メイヨーラ(6)

中立国
クルツ(7)

孤立
マベランツァ (2)

( )内の数字は領有惑星数です。

惑星数だけならヤングリーフ陣営が圧倒的に有利ですが、まだまだ戦乱は収まる気配がありません。

(*1)大抵はビークノーズが敵に回り、メイヨーラが味方になるのですが時々こういうことも起こります。
(*2)当サイトの創作です。実際にこんなシーンは流れません。
(*3)当サイトのでっち上げです。実際にクレアはこんな約束はしません。



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第1章 りメンバーレベオン
第3章 おいでませレイオス

簡単にここまでの攻略

ベルセリアが滅亡した後、旧ベルセリア領は全ての星が独立領となりますが、そのすぐ後にユールメシドが建国され、次いでナタルザード、クルツ、マベランツァの順番に新興国が名乗りを上げます。ケンヘイベンのみマベランツァの従星の1つを占領しないと出現しません。

外交では資源と資金が苦しい状態になりますが、たとえ僅かでも援助は欠かさないようにしましょう。印象値は下がり易いので援助を怠るとオーブリクになびく可能性があるからです。

今回はメイヨーラが敵に回り、ビークノーズがこちら側に付きましたが、大体の場合逆になります。オーブリクとの条約が全て破棄された直後、オーブリクはメイヨーラかビークノーズに援助を始めます。こちらの資金と資源にも限りがあるのでオーブリクが援助を始めた国は味方に付けるのは諦めた方が良いでしょう。