第3章 おいでませレイオス


 

戦乱は一行に収まる気配が無く、むしろ激化の一途を辿るバルディス星系でしたが、大混戦の様相を呈しているようで、大別すればヤングリーフ陣営対オーブリク陣営+マベランツァになります。

で、敵の動きを大まかに見てみると・・・
オーブリクは隣国ヌイスハーマと一進一退の戦闘を続け、ユールメシドはケンヘイベンとナタルザードに攻め立てられて青息吐息
メイヨーラは開戦時はヤングリーフに攻め寄せる勢いを見せていましたが、ビークノーズ、ウィルソード、エセルフィンに攻められて大ピンチ
そしてマベランツァはウルカフィ軍と我がヤングリーフ軍に攻められているのにユールメシドにも攻撃を繰り返すと言う支離滅裂な動きを見せています。

しかし、その大混戦もいよいよ収束に向けて動き出しました。まず無定見な戦闘と外交を繰り返していたマベランツァがウルカフィによって滅ぼされ、
よっしゃー!
その数ターン後にメイヨーラがビークノーズによって滅ぼされます。
いえーい!
そしてしぶとく抵抗を続けていたユールメシドもケンヘイベンによって遂に滅亡させられられ、シェラードは父祖の地を回復します。
いやっほぅ!

えっ!?こんなに楽して勝っちゃっていいの?(ホリエモン調で)ウチほとんど戦争してへんやん!サボってばっかやったらマズイ思うて手頃な星選んで艦隊出しとったんやけど、いや〜同盟国の皆さんが頑張ってくれたおかげで大圧勝やん!」
・・・などと自国の軍隊をほとんど消耗せずに面倒な敵をほぼ一掃することに成功したクレアですが、勿論遊んでいたわけではありません。外交交渉をして相手を戦争に参加させる仕事はクレアが一手に引き受けているので限りある資源と資金をやりくりして自軍の強化と同盟国を増やすことに力を注いでいたのです。

しかし、ちょっと後になって戦争をサボっていたツケが意外な形で顕在化するのですが・・・

今までに無い大勝利に沸き返る国内。王宮に押し寄せる提灯行列。恒例のビールかけに興じる軍人達。同盟各国の大使を招待して催される盛大な祝宴。席上で冴え渡るクレアのマシンガントーク。この日ばかりは国を挙げての無礼講です。

その後も外交交渉を続けていた我等が光の真王・クレアは遂に唯一中立を守っていたクルツとの安保同盟の締結に成功します。クルツもオーブリクに戦線を布告し、オーブリクは完全に孤立してしまいますが、そんな中でもエセルフィンにしつこく援助を続けて一時期停戦に持ち込んだりするので油断なりません。

そんな戦争と外交と戦艦開発に明け暮れるある日、ある人物がクレアの元に接触を図ってきます。
「なにぃ?エクスマード星系から通信?それお母ちゃん(ヤングリーフの皇太后陛下)のいる星系やないか!おいおい、それシュヴァルツシルト銀河の端っこからこの銀河中枢部にあるバルディス星系に電波届いとるいうことやないか!カタリちゃうやろなそいつ?」
私は怪しい人じゃありません。
クレアは半信半疑のまま、露骨に怪訝な顔をしてモニターに写る謎の人物、モリス=ゴードンと対面します。
彼の語るところによると・・・クレアは銀河系に平和をもたらす光の真王であり、その配下に108人の光の戦士がいて、モリスは光の矢の洗礼を受けて光の戦士としての自我に目覚め、知識搬船「シーブズ オブ ナレジW」の船長として光の真王を探す旅に出たのだとか。

「あー・・・まあ、つまりその・・・ワイは光の真王で、108人の手下がいて、アンタはその一人いうこっちゃな・・・」

長々とした突飛な説明の大雑把な部分しか理解できなかったクレアでしたが、兎にも角にもモリスをヤングリーフの客分として迎え入れることにします。で、改めてモリスと直接対面を果たしたクレアは更に驚くべき話を聞かされます。

なんとこの一連の紛争にはモリスの祖国のランパートとそこと敵対するミケーネが関わっているというではありませんか!
どういうことかというと、バルディス星系の中心部を占める6つの封印要塞の中には銀河系を支配することのできる程のパーシャルライブラリが隠されており、ランパートとミケーネを含む八強国はそれを手に入れようと目論んでいるのだとか。

勿論彼等の武力を持ってすればバルディス星系の制圧は容易ですが、一国が動けば他国が黙っているわけがありません。それでお互いに睨みあいを続けていたのです。そこでランパートはある作戦に出ます。

まずランパートはオーブリクと密約を結び、その上でレビルレントに莫大な援助を行って軍備を増強させてヤングリーフとの間に紛争を起こさせ、オーブリクはヤングリーフに加勢すると見せかけて最強国ベルセリアを滅ぼし、その上でオーブリクにバルディス星系を制圧させてランパートが裏から間接支配する策を立てていたと言うのです!

で、それを察知したミケーネは急遽マベランツァを建国してランパートの妨害に出たのだとか。それならあの無謀かつ無定見な行動も納得できます。

「・・・ちゅー事はワシらは八強国の代理戦争をやらされとったわけかい!くぅ〜ふざけよってからに!ダンフォースが聞いたら絶対キれるで!こうなったら益々シャトナーのクソ餓鬼に負けられへんわい!ヤングリーフ全軍を動員してオーブリクをヒィヒィいわしたるでぇ!」
・・・と張り切るクレアでしたがここで大問題が発覚します。

ケンヘイベンの建国以来戦闘にろくに戦闘に参加せずに領土拡大を怠っていたせいで、一番近いオーブリクの従星までかなりの距離があるのです。これはいけません。兎にも角にも全艦隊を出動させ、遠路オーブリクに進軍を開始します。

そのオーブリクは東からヌイスハーマ、西からケンヘイベンとクルツの艦隊に攻め立てられて領土がほぼ半減しています。それでも戦闘は一進一退。星を取ったり取られたりの繰り返しです。その間隙を突いて長旅をしてきたヤングリーフ軍はオーブリクの従星の一つを陥落させ、オーブリク侵攻の橋頭堡を確保することに成功します。

その直後、(*)ビークノーズの元首、ベルモア=ハバスティから通信が入り、同国で開発した新型の慣性質量制御技術を無償で同盟国に提供する事にしたと伝えてきます。これで新型の大型戦艦、エーギル級弩級戦艦の開発が可能になります。
いや〜アナタ顔に似合わず良い人だよ
重いので1艦隊1隻が限界
こうして更に戦力を強化したヤングリーフは一連の紛争にケリをつけるべくオーブリクとの決戦に臨みます。

(*)今回はビークノーズから技術供与の申し出がありましたが、ビークノーズが敵に回った場合、ナタルザードから同様の申し出があります。

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第2章 明けまして建国おめでとう
第4章 地獄の帝国・パーシオン
簡単にここまでの攻略
上記のレビューにもあったとおり、マベランツァ、ユールメシド、メイヨーラの3国は同盟国に任せてもかまいませんが、オーブリクに攻め込むための拠点は確保しておかなければなりません。星を占領する時は他国の艦隊の動きにも注意して攻め込むタイミングを見計らっておきましょう。

エーギル級弩級戦艦の開発が可能になったあたりで対オーブリク戦争は勝ったも同然の状態になりますが、それでもオーブリクはしぶとくヤングリーフ陣営の切り崩しに躍起になるので常に同盟国の印象値はチェックしておきましょう。放っておくと印象値は徐々に下がり始めるからです。ウィルソード、ウルカフィ、ケンヘイベンは大丈夫にしてもそれ以外は要注意です。