PHASE−04 「星屑の戦場」 |
これから戦闘に入ろうかというその時に周りにブリッジのクルーしかいないとはいえ、さらりとカガリのボディーガードの正体がアスランだと暴露したギルバート。タリアも実に迷惑そうです。 しかし、ギルバートの前任者、カナーバ前議長のはからいでアスランは反逆者の烙印を押されずにすんでいるのでこれが国際問題に発展することはないようです。 そんな上の人達の困惑をよそに、ボギー1こと、ガーティ・ルーを追ってデブリの中に入り込むシンとルナマリア&ゲイツR2機。しかし、彼らはネオの仕掛けた罠にはまってしまったのです。 早速3凶人の奇襲を受け、カオスガンダムに撃墜されるショウのゲイツR。彼はセリフはおろか多分設定資料も無いはずです。合掌。 そしてまんまと姿をくらませたガーティ・ルーは更なる攻撃を仕掛けるために新手のMS隊を発進させます。余談ですがこの艦、後姿がコロンブスそっくりです。 戦いの主導権を敵に握られたシン隊は更にもう一機のゲイツRもアビスガンダムに墜とされます。前作で「この機体が量産されればナチュラル共が地上からいなくなる。」と整備兵が豪語した名機・ゲイツもHGとしてプラモデル化されていなければ活躍する余地はありません。 瞬く間に2対3という不利な状況に追い込まれるシンとルナマリア。 3凶人の駆るガンダムはカオスガンダムはともかく、ガイアは地上戦、アビスは水中戦を前提に造られていることになっていますが、基本的に汎用型のようです。 一方、ガーティ・ルー&ダガーキャノン(?)に一方的に攻めまくられるミネルバは盾にしている小惑星にミサイルをぶち込まれ、岩の雨に打たれてかなりの損傷を受けてしまいます。ミネルバも最新鋭艦と言うだけあってザフト軍の中でも特に優秀なクルーが乗っているはずなのですが、実戦経験に関してはガーティ・ルーのクルーに及ばないようです。なにせ敵の意図に気づいたのは指揮官のタリアではなく、アスランだったのだから。 兎にも角にもシンのザクファントムを出撃させますが流石に焦ったギルバートの「この艦にはもうMSはないのか?」との問いかけにタリアは「パイロットがいません!」と返します。思わずはっとなるアスラン。「パイロットならここにいる!」といえないのが辛い所です。逡巡するアスランをニヤニヤと笑いながら見つめるギルバート。声がシャアだけあって本当に食えない人物です。 3凶人対シン&ルナマリアは膠着状態に陥っている中、アスランはとうとうタリアに戦術を授けます。なんとミネルバが身を寄せている小惑星に向けて主砲をぶっ放して爆発の勢いで船体を押し出し、更に爆発の勢いで周りの岩も弾丸代わりにしようと言う大胆な作戦を提案します。他に良策もないタリアもやむなく賛成し、岩塊に向けて一斉射撃!衝撃波でたちまち艦内大惨事。 更にボギー1に主砲をぶっ放し、大ダメージを与えることに成功します。 白い坊主ことレイとの熱いバトルを楽しんでいたネオもこれまでと判断して戦場から撤退します。これ以上の追撃は無理と判断したギルバートもやむなく撤退を決意します。結局ここでの戦いは痛み分けですが、損害はほぼ同じくらいとはいえ、ザフト側は強奪されたガンダムを取り返せなければ意味がありません。しかしミネルバもかなりの損害を被った以上、どうしようもありません。 カガリやギルバートと別れ、ラウンジで一人死んでいった仲間達に思いを馳せるアスラン。そこにシン達がやってきます。早速アスランに話しかけるルナマリア。単なるミーハーなのか、あるいは何か含むところがあるのか?個人的には後者だと思うのですが・・・ その頃、プラント本国ではまたしても新たな問題が持ち上がっていました。安定軌道に入っていたはずのユニウス7が妙な動きを見せているとの事。一体何事があったというのでしょうか? |