PHASE−25 「罪の在処」

今回から新オープニング「僕たちの行方」です!
本編に先立ってネオ素顔公開!?
やはり主役はフリーダム?
カガリ色仕掛け失敗!?キサカ仁王立ち!?
インパルスはルナマリアが乗るのか!?
サイコガンダムとの巨人対決が見たい
影が外されたディスティニーとデストロイ
ザフトらしさが失われていくMS郡
    ザクー!         グフー!        ドムー!
!?
主役対決!?勝つのはどっちだ?

・・・・色々と含みを持たせた新オープニングを堪能した後、前回からの続きです。
キラに色々と厳しいツッコミを入れられ、反論もできないアスランでしたが、ギルバートの今までの言葉を反芻し、何とかフォローを試みます。
お互いの立場を象徴するような配置
プラントとてギルバートの意思の下、一枚岩と言うわけではない、中にはユニウス7の犯人達のような人間や、ギルバートの政策を良しとしない者もいるのだと。
だからカガリ達にはオーブに戻って連合と締結した条約を何とかしろと言って、とりあえず分かれるアスラン。彼がカガリに贈った指輪を身につけているのを見て複雑な思いのアスランでしたが、彼はザフトに複隊した以上、感情の赴くままに動くことはできません。
なくすなよ、高かったんだから
ザフト軍と共に戦争を終わらせようと軍に復帰したアスラン。人としての道はともかく、軍人としての道はとっくに踏み外しているので独自の活動によって戦争を止めようとするラクス一党。お互いの距離はまた離れていくばかりです。
「理解はできても、納得できない事もある。俺にだって・・・」
怪しすぎる関係
一方、シンの連絡を受けて現場に急行したミネルバは陸戦隊を展開して本格的な調査に取り掛かります。シンもレイが様子がおかしくなったので念のために軍医の診察を受けるはめになり、不平満々です。ベッドで横たわるレイの脳裏に浮かんだシーンが何を意味するのかは今はまだ謎ですが、とりあえずいつもの調子を取り戻します。
予備パーツが無くなったら撤退したいな
「ユウナ様の部屋に催眠ガスを充填させておけ!寝ててもらわんと厄介だからな。」
ある意味大物「カガリ〜好きだよ〜・・・ハァハァ・・・

一方、地球軍側では、フリーダムにボコボコにされたオーブ軍とファントムペインが補給と修理に当たっています。中途半端に損傷させられたので、スエズに戻るに戻れず、仕方なく有り合せの機材でガンダム3機の修理を試みざるを得なくなり、流石に困った顔のネオ。
そこに部下からロドニアのラボが処分に失敗してザフト軍の手に落ちたと聞いて驚くネオ。それを怪訝そうに聞いているステラ。

問題のロドニアのラボではアーサーの悲鳴が響く中、衝撃的なシーンがこんな感じで続々と・・・・
死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体タリア アーサー死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死死体死体死体シン アスラン死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体死体
ここはショッカーのアジトかぁ!?
死体の中には幼い子供も無数にあり、やり場のない怒りに身を震わせるシン。
脳の標本が壁面を埋め尽くした脳味噌ルームで端末を調べるタリア。
「64年7月、11廃棄処分、3入所。8月、7廃棄処分、5入所・・・」
何の事かと思いきや、被検体、つまりここで実験に使われた子供の入所記録だとか。どうも数字は番号ではなく、人数のようです。地球連合軍のエクスペンデンス、すなわち先代3凶人はここで養成、というか製造されたようです。
子供達のなれの果て・・・
鉄球ガンダムのパイロット
地球連合=ブルーコスモスは遺伝子操作を嫌うので、薬物投与その他の手段を使って生きた兵器の製造に取り掛かった結果、このようなラボが生まれたようです。遺伝子を操作したらそれはコーディネーター、すなわちナチュラルじゃなくなるのでコーディネーターを超えたナチュラルを作る、という目標を持って狂った実験を繰り返していたようです。
そしてついて行けなかったり、途中で死亡したりしたら今タリア達のいる脳味噌ルーム行きという運命が待ち受けているようです。子供達の経歴は不明ですが、おそらく戦災孤児や見所のある子供をどこぞから攫って来たのかもしれません。
生存率小数点以下
一方、ステラからロドニアのラボがザフトの手に落ちたと聞いて驚くスティングとアウル。彼等によれば以前3人がいた所だとか。しかもアウルが急に暴れだします。落ち着かせようとするスティングに詰め寄るアウル。「なんで落ち着いていられるんだ!?ラボには・・・母さんが!」
「ラボには母さんが!」「何だアウル!お前もしかして凄いマザコンかぁ!?」
「マ・ザ・コ・ン〜!?」
「ガックシ・・・・」「悪かったよ、そんなに落ち込むなって、別にマザコンは罪じゃないんだから!」
マザコンって・・・・何?」

・・・・どうやら自分で自分のブロックワードを口走ってしまったようです。頭を抱えて泣き崩れるアウル。しかもそんなアウルを見てステラまでが暴走します。おそらくは既に死んでいるであろうアウルの母を守るべく、母艦の壁をブチ破ってガイアで出撃するステラ。

その頃、ロドニアではアーサーがゲロを吐いているのを尻目に、ブルーコスモスの悪行を目の当たりにして若者らしい義憤をアスランにぶつけるシン。
「遺伝子いじるのは間違ってて、これはありなんですか!?いいんですか!?」
俺に八つ当たりするなって
ブルーコスモスに言わせれば、これは生まれる以前の段階から遺伝子を操作して人工的に人間を生み出すわけではないからいいのだ、と言うことでしょう。
ラボの研究の主旨は遺伝子操作無しで自然に生まれて来たナチュラルを更に強い人間に育成(改良?)するべく様々な実験を施し、これが成功すれば、被検体の子供達をコーディネーターより優れたナチュラルに仕立て上げ、コーディネーターを滅ぼす尖兵にする、ということと考えられます。
そして研究者達はこういうのでしょう。「これは蒼き清浄なる世界のための尊い犠牲なのだ!」と・・・

しかし、仮にも人権思想の発達した近代でこのような行為が世間一般に受け入れられるわけがありません。例え戦争に勝つためとはいえ、年端も行かない子供達を山ほど実験体にして殺してきたのだから。しかもこの研究がザフトにばれれば、それは当然軍事機密の漏洩のみならず、格好のプロパガンダの材料にもなります。だからザフト軍がラボの近くまで進撃してきた時点で、証拠隠滅の為の施設自爆、そしてラボにいる全ての人間の抹殺を実行に移したのでしょう。死人に口無し、皆殺しにした方が後腐れが少ないとの判断もあるのでしょう。
しかし、偶然のアクシデントか、実行部隊がヘボだったのか、とにかくも地球軍にとって知られて困る恥ずかしい秘密は丸ごとザフトの手に渡ってしまったのです。
ボーゼン
「馬鹿者!何故出した!?」と珍しく兵士を怒鳴りつけるネオでしたが、戦闘モードに入ったステラをフツーの兵士が止められるわけありません。
わお〜ん!
木々を伐採しながらロドニアに向かって驀進するガイア。当然ミネルバのレーダーに引っかかり、慌てて出撃するシンとアスラン。施設の破壊を狙って特殊な装備をしている可能性を考えてできるだけ爆散させないようにと難しい条件付きです。
うっそ〜!
てこずりつつも、ガイアのコクピットに見事な斬激を加え、ガイアを倒すシン。流石は腐っても主人公だけの事はあります。そして切り裂かれて露になったコクピットに気絶したステラを見出し、愕然とするシン。果たしてステラの運命や如何に?


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