PHASE−27 「届かぬ想い」

冒頭、ラクス一行が乗っ取ったシャトルを発見するザフトのグラスゴー隊。しかし彼等が発見したのはキラのおかげで命拾いしたシャトルのパイロットとアンディが残していった変装グッズだけでした。
縛られただけですんだんだからめっけもの
報告を聞いて声がシャアのギルバートはこれを、何者かがラクスの姿を使ってのプラント国内の混乱を画策していると断定します。
不安を感じながらもラクスとキラが離れ離れになった事は幸いかもしれないと何事か考え込むギルバート。同じ頃、デブリ帯の中に潜伏していた戦艦エターナルダコスタらと合流を果たすラクスとアンディ。彼等は一体何をしようとしているのでしょうか?
また艦内がコーヒー臭くなるな
一方、地球軍空母J・Pジョーンズではステラの事をすっかり忘れたであろうスティングとアウルがバスケットに興じる中、ネオがジブリールにお説教をされていました。
グダグダと鬱陶しい文句を適当に聞き流し、「ええ、胆に命じて」と通信を切るネオ。
上司の文句は聞き流すに限るね
しかし、ミネルバが正義の味方のザフト軍の象徴として反連合勢力のシンボルとなりつつある事実は確かに見過ごせません。

で、正義の味方のザフト軍のミネルバではルナマリアがタリアにアスランをパパラッチした成果を報告していました。どうやら報告が遅れただけでやはりタリアの密命だったようです。
報告ついでに自分が疑問に思っていた事=ギルバートはアスランに何か疑いを抱いているのか?という質問をタリアにするルナマリア。
その問いにタリアはアスランは信頼できる人物だが、アークエンジェル一味は場合によっては途方もない厄災を両軍にもたらすかもしれないし、彼等がいかなる目的を持って両軍の戦闘の妨害をするのかという疑問も解明しなければならないからと答えます。
マスコミに幾らで売れるかな?誰かに喋ったら髪の毛で刺すわよ!
そして艦長室を出たら彼女が調べた内容を全て忘れるように釘を刺すタリア。確かにルナマリアが噂好きとはいえ、うっかり他人に喋ったりしたら口封じに消されかねない内容です。

その頃、プラント本国ではギルバートが端末に写ったデストロイガンダムのデータを見て深刻な顔で唸っていました。冒頭でもジブリールがネオに文句を垂れつつ、モニターに同じ画面を出していました。
第1話で3凶人がガンダム強奪にロゴスかブルーコスモスのスパイと思しきザフト兵の手引きを得たのと同じように、ギルバートもロゴス内部に協力者を獲得する事に成功したのかもしれません。
こりゃ凄い!ウチも造ろうかな
医務室ではステラの見舞いに来たシンがステラが苦しんでいるのを見て気が気ではありません。どうやら癒しベッド以外にも色々と薬物投与をしないと健康を維持できない体になってしまったようで、ミネルバの設備では応急処置が精一杯のようです。怪しい薬の研究ではナチュラルの方が遥かに進んでいると言って文句タラタラの軍医。人を殺す事が得意でも助ける事は不得手なシンは、見ているしかできません。
しかもステラを乗せたまま出撃せざるを得なくなるミネルバ。

ミネルバ動くの報を受け、早速作戦の打ち合わせに入るネオとオーブ軍の面々。作戦に疑問を呈するトダカを非難するユウナを無責任にヨイショするネオ。ブチ切れそうになるのを必死でこらえるトダカと副官のアマギ。
どうやらこの作戦、またしてもオーブ軍を前面に出してミネルバと戦わせ、ネオ艦隊はここぞという時にMS隊だけ出して後方でまったり見物としゃれ込むという物のようです。
しかし、大西洋連邦にいい顔をしたいユウナはそれと知りつつもヤル気満々のようです。コイツさえいなければ・・・
「これで、ミネルバを討てれば、わが国の力しっかりと世界中にも示せるだろうねぇ。できるだろう?」
「ご命令とあらば、やるのが我等の仕事です。」嗚呼中間管理職・・・・

その頃、ザフト軍ディオキア基地の守備隊を壊滅させてミリアリアを伴い、アークエンジェルに凱旋を果たしたキラ。ミリアリアはマードック達と再会の喜びを分かち合った後、ラクスの座っていた席を担当することになります。こうして陣容を整えた後、再び戦いを止めるべく出撃準備に入るアークエンジェル。
ちなみにオーブ軍出撃すの情報はターミナルから来たようですが、このターミナルなる物が彼等を匿っているスカンジナビア王国の情報機関なのか、あるいはラクス一党以外の第3勢力なのかはまだ謎です。
ディアッカは振っちゃいました
一方、クレタでミネルバと対峙し攻撃態勢に入るネオ・オーブ連合艦隊。戦闘態勢に入るミネルバ。今回はアーサーはメイリンではなく、姉御のすぐそばです。
アーサーの新しいポジション
先制攻撃をかけるべく、取って置きの新兵器・8式弾での砲撃を命じるユウナ。
この8式弾、単なる砲弾ではなく、空中で爆散して無数の弾丸を広範囲にばら撒き、敵艦にダメージを与えるという物のようです。たちまち穴だらけにされ、かなりの損傷を被るミネルバ。
ミネルバでさえこうだから普通の海上艦には事実上回避不可能でしょう。ザムザザーよりは遥かに現実味にあふれた兵器です。オーブ恐るべし。
オーブの力を思い知れ!
「弔い合戦にもならんがな・・・ステラ・・・」とつぶやくネオ。いかに3凶人が生体兵器としてモノ扱いされているとはいえ、彼にとってはやはり大切な部下です。そんなステラを屠ったミネルバに対して闘志剥き出しで立ち向かうネオ。
シャキーン!
敵機が迫る中、例によってたっぷりと時間をかけて久しぶりにブラストインパルスガンダムに変形するシン。出撃するアスラン、レイ、ルナマリア。
破壊神出撃!
そして戦いを止めるべく、厄災王アークエンジェルも動き出します。
厄災王出撃!

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